トピックス

RSS配信

« 自分の中からのメッセージ | メイン | 心療内科を標榜してるけど・・・ »

月経前症候群(PMS)の話

2006年06月20日 / 火曜日 / PM 2:42

最近、ポピュラーな言葉になってきたPMS。「月経開始の3〜10日前から始まる精神的、身体的症状で、月経開始とともに減退ないし消失するもの」と定義されています。

女性なら誰しも、月経前になるとイライラや無気力、気分の落ち込みという精神的な変化や、乳房や下腹部の張り、肌荒れ、むくみなどの身体の変化を多少なりとも経験されたことがあると思います。

プロゲステロンの増加とエストロゲンの減少のアンバランスによっておきる、月経前のおよそ2週間のこういう精神的・身体的変化がつらい症状として感じられるときにPMSと呼ばれます。PMSはストレスと大きく関係していると言われ、女性の約60〜75%がPMSの症状が気になっているというアンケート結果もあるのです。

アンケートの結果によると、20代の女性では主に頭痛や肩こり、乳房や下腹部の張りという身体症状を感じる人が多いのに対して、30代ではイライラして攻撃的になる、気持ちが滅入る、すぐ腹が立ったり、自分がダメな人間のように感じられたりという感情の起伏が大きくなる、食欲の変化(食欲亢進や食思不振)などの精神的な症状が目立つようになるようです。30代後半からPMSの症状は少し落ち着いてきて、40代では頭痛、肩こり、乳房の張り、イライラなどの症状が主になり、プレ更年期とも呼ばれます。

先にPMSの症状はストレスと大きく関係していると書きましたが、精神的な症状がクローズアップされるのは、おそらく男性と同じように社会で働く女性が増えて、ストレスにさらされていることも原因なのかもしれません。

ではPMSのつらい症状をやわらげるにはどういう方法があるのでしょうか?
一般的には「食事・運動・ストレスの緩和」と言われます。緑黄色野菜や根菜類を中心とした食事、ウォーキングやヨガなど適度に身体を動かすこと、そして気持ちをリラックスさせて充分な睡眠と休養をとること。健康を保つために必要な3つの原則なのですが、逆にこれらが実践できている人は、PMSのつらい症状は感じないで済んでいるのではないでしょうか。でも多くの現代の女性は、仕事に追われて自分の時間がなく、とてもこのような余裕のある生活ができません。どうしたらいいのでしょう?

PMSの症状で婦人科や心療内科を受診すると、多くの場合、精神症状に対して抗うつ剤や安定剤、あるいは身体症状に対してピルを処方されることが多いようです。確かにこれらの治療法は症状を抑えるのには有効ですが、上記の「食事・運動・ストレスの緩和」とはかけ離れていますよね。

以前のブログでもちょっと書きましたが、当クリニックではPMSに対して漢方を飲んでいただいて効果を上げています。漢方診療の特徴については、いつか紹介しますが、これからのじめじめして鬱陶しい雨の季節、漢方でつらいPMSの症状を乗り切って、すっきりした晴れ間を体験してみましょう。

トラックバックURL

このエッセイのトラックバックURL:
http://www.shinyu-clinic.com/mt/mt-tb.cgi/32

トラックバック一覧

Copyright © 2005-2006 Minami Aoyama Shinyu Clinic. All Rights Reserved.

フッターです。フッターです。