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2006年07月10日 / 月曜日 / AM 8:38
前回、ストレスの緩和にはまず身体の感覚から・・ということでブログを書きました。
ストレスに対処するには、
1)ストレスに対する反応を軽くする
2)ストレスの負荷を軽減・解消する(ストレスがたまらないようにする)、
3)消耗疲弊した心身を再構築する
と書きましたけど、順番的には3)→2)→1)ですよね。
ストレスに対処するには、まず原因となるストレスを取り除くこと!なんて書いてあることもあります。驚きますねぇ。職場や人間関係がストレスだった場合、仕事を辞めたり、イヤな人を亡き者にしろってことなのでしょうか。現実的な対処法じゃないですよね。
あるいはストレスはあって当然、しかたないと諦めることも肝心なんてことも書いてあります。諦めてストレスから解放されるなら、そんな簡単なことはないですよ。でも仕事を辞めちゃうと生活に困る。それが出来ないから、悪戦苦闘しちゃうのに、ね。
一見もっともらしいけど現実とはかけ離れたアドバイスは脇において、多くの人はどうするか。ストレスがたまって身体がだるい、あるいは肩が凝っている。マッサージなどを受けますよねぇ。気持ちいいですよ。気持ちも穏やかになり、身体から毒気も抜けてリフレッシュした感じになりますよ。あるいはジョギングをしたり、ジムに通ってトレーニングをやったり、ヨガに通ったり。これが3)なんです。
でもリフレッシュしたら辞めちゃう、あるいはいつの間にかやらなくなったって人も多いんじゃないですか?これじゃぁ対症療法と変わらない。長続きしません。継続しない限り、ストレスの負荷を軽減したり、解消してストレスがたまらないようにすることじゃないし、ストレッサーに対する反応を軽くするものでもないことはおわかりだと思います。
診察の場面で身体の感覚を感じる・・・ってことをやると、戸惑われる方が多いですね。一見、遠回りみたいに感じられるのでしょう。手っ取り早く、クスリや気の利いた方法でこのストレスを何とかしてくれ!と思う方が多いのではないでしょうか。
でもね、それじゃいつまで経ってもストレスとリフレッシュの追いかけっこ。若いうちはいいですよ、気力も体力も充実してる人が多いから。でも20代後半をピークに、気力体力ともに衰えていくんです。そしたら、いつまでもこんな堂々巡りを続けるわけにはいかないじゃないですか。実際、私はそれでコケちゃって鬱になったんだから。。。。
あるいは週末、寝だめするという人も多いのではないでしょうか。寝だめすることで、身体の疲労は回復します。でもどれだけの人が月曜日にリフレッシュして出勤してるでしょうか?ブルー・マンデー症候群でも書きましたが、月曜は気が重いもの。このことは寝だめでは心のリセットは出来ないんだっていう傍証でしょ?。
前回書いた「身体の感覚」というのは、ストレスに対する根本的な対処、つまりストレッサーに対する反応性を根っこから変えてしまおうとする試みなのです。だからかなりのストレスが加わっても、簡単に負荷を軽減できますし、多少のストレスがたまったとしても、自分でリフレッシュ(あるいはリセット)可能なのです。
私事を書くのは自慢みたいで気が引けるのですが、クリニックで一日中、人の悩みを聞き続けながら、クリニックを開ける前と閉めた後の2時間、こんなブログを書いたり、事務書類を書いたりしてるんです。実働時間は労働基準法に引っかかってしまう14時間くらい?もちろん、おつきあいで飲みに行って明け方帰ることもありますよ。しばらくは平均睡眠時間は4時間前後ということも続きました。早く帰ればいいのにね(笑)。それが出来たら苦労はしないんです。
週末もほとんど休みなし。寝だめとは正反対の状態で、金曜の診療が終わった後から月曜の朝までほとんど寝ずに集中してたりするんです。寝ても2〜3時間くらいの仮眠を何回か取るだけ。それで月曜の朝も8時前にはクリニックに来てますよぉ。何をやってるかは内緒ですが(笑)。
こういう生活を続けてると、もちろん気持ちも身体も疲れますよ。ドーンとエネルギーは落ちちゃうし。言われますもん、「センセー、疲れてますね」って(苦笑)。でもほとんどストレスにはならないし、昔のようにストレスで燃え尽きて鬱になるってこともないんです。これは身体の感覚や心の深い感覚に素直に従ってるからなんですよ。
そうは言っても、身体感覚は自分であるにもかかわらず、これまであまり馴染みのなかった他人のような自分ですから、最初は自分を感じようとすればするほど戸惑うかもしれません。私もずっとそうだったのですから。どうしても頭で考えて、解説しようとしてしまうんですよね、自分の感覚を。でもそれは次の「休養」と「気分転換」の効果を大きく左右しますから、頭で考えるのではなく、感覚を大事にしてくださいね。
来週は、「適度な運動」兼「休養」について書いてみようと思います。
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