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2006年07月03日 / 月曜日 / AM 9:44
一般にストレスに対処するには、気分転換、休養、適度な運動が大切だといわれています。ではストレスとはいったい何なのでしょう?
ストレスは一般に、
1) ストレスの原因(仕事や人間関係がほとんど)
2) ストレスが加わった状態・症状(肩こり、疲れ、イライラなど)
という意味で使われます。
悪い意味で使われがちのストレスは、ある意味、外界から身を守るための注意喚起でもあるのです。極端な話、生きていくこと、それ自体がストレスでもあるのです。
そうは言っても、外界から身を守るための生理的反応で疲弊していたのではどうにもなりません。それに日常生活、社会生活を続けていく上で、ストレスの原因を取り除くことはなかなか難しいですよね。
ということで、ストレスに対処するには、
1) ストレスに対する反応を軽くする
2) ストレスの負荷を軽減・解消する(ストレスがたまらないようにする)、
3) 消耗疲弊した心身を再構築する
の3つが必要になります。
この方法として、冒頭にあげた気分転換、休養、適度な運動が必要だといわれているのです。
一般にストレスが加わると、心身はストレスの原因(ストレッサー)に対して、緊張状態を作ります。
気持ちはストレスの原因のことばかり考え、神経はピリピリして一触即発状態。身体も知らず知らずに肩の筋肉が慢性的に張りつめている。一種の臨戦態勢ですね。
これが長く続くと、神経の緊張(集中)が持続できなくなり、張りつめた糸が緩むように気持ちが落ち込み、身体も鉛が入ったように重く、動かすのもおっくうになる。。。誰にでも思い当たることはあるのではないでしょうか。
さて、こういうストレス反応を解消するには、まず自分の状態を自覚することがすごく大切なのです。気持ちの上ではストレスがあることは自覚できても、肩こりや疲れやすさなどの症状が出る前に、身体の反応を自覚している人はほとんどいないのではないでしょうか。ここが一番のポイントです。
身体に対する自覚が無い状態で適度な運動や気分転換をやったとしても、ほんのちょっと新陳代謝が改善したり、気が紛れるだけで慢性的な緊張はそのまま。一日経てばまた元の状態。たとえば、肩こりを自覚してマッサージなどを受けたとしても、数日後にはまたバリバリに凝っている。そんな人も多いのではないですか?
上に「自分の状態を自覚する」と書きましたが、心と身体の状態を意識すること、この「意識する」ということがストレスによる心身の反応を和らげ、ストレスをストレスでなくするキー・ポイントなのです。言葉ではうまく表現できませんけど、「ストレスがかかってるな〜」という自覚ではなく、普段は意識に上らない身体の反応を丹念に見ていくことで、心の影響が身体の状態で表現されていることに気づき、ビックリすると思います。
どうやって自分の状態を自覚するのか。いろんな方法がありますけど、自按摩という方法があります。たとえば肩こりの時、肩に手を当てますよね。このとき手で肩をもみほぐさずに、手を当てたまま肩の感覚を丹念に感じてみるのです。ゆっくり身体に触れてみる。あるいは優しく身体を撫でてみる。慣れないとこの「感覚」はなかなかわかりにくいと思います。この感覚は何を表現しているのだろう?そんなつもりでゆっくりと自分自身を感じてみるのです。ヨガのようにストレッチをしながら、身体感覚を感じてみるのもいいでしょう。あるいは、歩いているときに歩いていることに気持ちを向けることも、この感覚に慣れ親しむ方法になると思います。まずはこの「感覚」を感じてみてください。心と体をつなぐ呼吸に注意を向けるという方法もあります。もうそれだけで、リラックス出来ている自分に気づくはずです。
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、身体感覚の順に意識から遠くなります。このブログに「こころのこえをきく」というタイトルをつけたのは、そういう身体感覚のことなのです。さらに言うと、意識できない心の動きは身体感覚よりも意識から遠く、なかなか自分では気づくことが出来ません。クリニックでは1時間ほどの時間をお取りして、こういう感覚を実感していただくこともやっています。興味がおありの方はぜひどうぞ。
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