<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<feed xmlns="http://www.w3.org/2005/Atom">
    <title>こころのこえ</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.shinyu-clinic.com/blog/" />
    <link rel="self" type="application/atom+xml" href="http://www.shinyu-clinic.com/blog/atom.xml" />
   <id>tag:www.shinyu-clinic.com,2006:/blog/2</id>
    <link rel="service.post" type="application/atom+xml" href="http://www.shinyu-clinic.com/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2" title="こころのこえ" />
    <updated>2006-09-11T01:11:19Z</updated>
    
    <generator uri="http://www.sixapart.com/movabletype/">Movable Type  3.2-ja-2</generator>
 
<entry>
    <title>うつの精神心理療法</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.shinyu-clinic.com/blog/2006/09/post_22.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.shinyu-clinic.com/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=35" title="うつの精神心理療法" />
    <id>tag:www.shinyu-clinic.com,2006:/blog//2.35</id>
    
    <published>2006-09-11T01:08:01Z</published>
    <updated>2006-09-11T01:11:19Z</updated>
    
    <summary>日本では、うつに対するフォーマルな精神心理療法を併用することはあまり多くなく、改...</summary>
    <author>
        <name>生野信弘</name>
        
    </author>
            <category term="こころの聲" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.shinyu-clinic.com/blog/">
        日本では、うつに対するフォーマルな精神心理療法を併用することはあまり多くなく、改善がみられない場合でも長期間クスリでなんとかしようとする風潮が主流になってますが、アメリカ厚生省公衆衛生局保健政策調査課(AHCPR)のガイドラインでは

「軽症から中等症のうつ病で、患者が望む場合には、抑うつ症状の軽減を目的として、精神療法（週1回、6〜12週）が最初から実施できる」

とされています。

        アメリカ精神医学会(APA)では、うつ病に対する精神療法が有効な例として、

1.軽症から中等症
2.患者さんが希望する場合
3.心理的ストレスがある場合
4.内的な葛藤がある場合
5.対人関係の問題がある場合
6.認知、感情、衝動のコントロールが影響している場合
7.妊娠を希望する場合、妊娠中、授乳中

があげられています。


目立った心理的ストレスがある場合、内的な葛藤がある場合、対人関係の問題がある場合、認知、感情、衝動のコントロールが難しい場合で、中等度から重度のうつ病の時には、薬物療法と精神療法の併用を考慮した方がいいと思われます。また過去にどちらか単独の治療では十分な治療効果が得られなかった場合や、再発した場合なども薬物療法と精神心理療法の併用が適応になるということです。

つまりクスリを使わずうつの治療が可能な条件とは、程度が比較的軽度で、環境、役割の変化や喪失体験といったストレスの原因がはっきりしている場合。
たとえば喪失体験の後のさまざまな感情（悲哀のプロセス）が中途で止まっていることが原因になっている場合などでは、カウンセリングなどで「悲哀のプロセス」をサポートする必要があります。喪失したことは事実として認め、受け入れ、揺れ動く感情は異常なことではないという体験を経ながら、現実に即した新しい生活を再構築していくのです。

また、性格の偏りや未熟さ、認知の歪みがうつ状態を引き起こしていると考えられる場合や、軽度のうつ状態が長く続くようなとき、あるいは、うつが改善した後に残るおっくうな感じ、生きがいや興味が見つからないという状態が長く続くときにも、精神心理療法が有効である場合があります。


アメリカではうつ病に対して、認知行動療法と対人関係精神療法が行われており、そのどちらともだいたい週1回50分程度の定期的な治療面接を行い、同じくらいの治癒効果、再発予防効果があることが示されています。また、再発予防に関する研究では、通常の薬物療法では約60％が再発するのに対し、認知行動療法のような精神心理療法を受けた群では再発率は40％以下に低下することがわかっています。


認知行動療法では、ある状況で自然に起こってくる思考（自動思考）を通して、自分の心のクセや思考のパターンを知ることからはじめます。そのことによって、憂うつな気分の原因である非適応的思考やマイナス思考から抜け出し、気分の改善を図ることを目標とします。
もう少し進んで、第三世代の認知行動療法では、思考はあくまで思考であり、個人に脅威を与える現実ではなく、避ける必要もないことを体験していくのです。つまり、自覚、判断しない観察、固定観念からの脱却、現在への気づき、解き放つことなどを、身体のリラクゼーションとともに体験することを積み重ねていくのです。

そうはいっても一人平均15分間の普段の診察場面ではフォーマルな精神心理療法を行うことが難しいので、南青山心友クリニックでは、セラピールーム游（ゆう）のセラピストにお願いして、認知行動療法をやってもらってます。もちろん、診療場面でも、

固定観念からの脱却
思考はあくまで思考であり、現実ではない
回避は苦痛を持続させるのみ
不安を押さえつけようとしなければ、苦痛は軽減する

を中心に、お話による治療（トーキング・キュア）を行っています。
次回は、ちょっとだけ、例をあげて説明してみますね。

    </content>
</entry>
<entry>
    <title>カウンセリングで鬱（うつ）な自分と向き合う</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.shinyu-clinic.com/blog/2006/09/post_21.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.shinyu-clinic.com/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=34" title="カウンセリングで鬱（うつ）な自分と向き合う" />
    <id>tag:www.shinyu-clinic.com,2006:/blog//2.34</id>
    
    <published>2006-09-04T01:15:57Z</published>
    <updated>2006-09-04T01:17:34Z</updated>
    
    <summary>以前「うつは心の風邪？」というブログで、私自身の鬱の体験を書いたことがあります。...</summary>
    <author>
        <name>生野信弘</name>
        
    </author>
            <category term="白衣を脱いだら" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.shinyu-clinic.com/blog/">
        以前「うつは心の風邪？」というブログで、私自身の鬱の体験を書いたことがあります。

WHOの調査では、うつ病の健康を脅かす危険度は、三大疾患（虚血性心疾患、脳血管疾患、悪性新生物（ガン））に次いで4位ですが、2020年にかけて虚血性心疾患に限りなく近い2番目に危険度の高い疾患となることが予測されているのです。

うつ病がクローズアップされるのは、再発性や反復性、慢性化しやすいという特徴があるからです。
１度うつ病になると、20週間のうつエピソードを一生のうち平均して４回経験するほど再発リスクが高いと言われています。実際、私も大きな鬱の後、2度ほど落ち込みを体験しました。ですから欧米では、うつ病の再発や反復を効果的に予防することが重要な課題となっているのです。

        欧米ではうつ病の再発予防として、抗うつ薬の継続服用や心理学的予防法が考えられています。うつに有効で薬物療法と同等か、それ以上の再発予防効果があると認められているのは「認知行動療法」と「対人関係療法」とされています。詳しいことは、またいつかブログで紹介しますけど、うつになりやすい人の性格として「責任感が強く」「几帳面」で
「仕事熱心」と言われています。自分自身の心身の疲労もかえりみず、がんばり続けてしまい、ストレスをためこんでしまうのです。このような性格傾向の人は、真面目すぎて融通がきかないので困難な状況になると、一層、柔軟性を失ってしまいます。そうなると、ダメな自分を責め、将来に期待が持てないというネガティヴな思考パターンの繰り返しが形成され、抑うつ状態のエピソードが繰り返し経験されるにつれて、環境的なストレスによらずに自動的にうつ状態が引き起こされてしまうのです。

つまり、うつになりやすい人というのは、自分の「感情」を抑え込み、「こうしなきゃ！」という強迫的な「思考」を中心に生きているのです。私もカウンセリングを受け始めた当初、思考と感情のギャップに戸惑いました。お恥ずかしい限りですが、カウンセラーから「その事をどう感じますか？」って聞かれて、延々と状況を説明したりして「考え」を話していたのですから。その頃は自分の感情は良くないもので、それを表に出すことは、すごく恥ずかしいことと感じていたようです。

ある時、子供の頃の話になりました。どんな「思い」を抱いていたのかを聞かれ、何か響くものがありました。小さな頃からずっと「オトナになるまでまだ何年もある・・・」と生き辛さを感じていたのですから。それは自分の思い通りにならない現実と、自分に課せられた期待と、もっと自由に生きたいという思いと、いろんなものがごちゃ混ぜになった感覚でした。「じゃあ、今度、子供の頃の思い出を話してくださいね」と宿題を出され、その日の夜、一人で子供の頃の記憶をたどったのです。

古いアルバムを引っ張り出し、そこに写っている子供の頃の自分を見ながら、さまざまな想いが交錯しました。あぁ、この頃はこんなことを感じてたんだ・・・・と、涙が止めどなく溢れてきて、誇張でなく枕にしていたクッションがぐっしょり濡れるくらいに泣きはらしました。飼っていた猫がいなくなったときのこと、学研の「科学」という本を買ったことを黙っていて親から折檻され、夜中に近くのお稲荷さんの裏山で、「いなくなりたい」と泣きじゃくったこと・・・・こういう話を書くと、今でもノスタルジックでメランコリックな気持ちになっちゃいます。。。。カウンセリングをきっかけにして、封印されていた感情や感覚が溢れてきたという感じでした。

次の日の夜も、その次の日の夜も、同じように子供の頃の思い出をたどりました。伝えられなかった百千の思いと、消えていった幾万の想い。それらが今の自分とともにあることが不思議な気がしました。そんなときある思い出を思い出したのです。

それはお稲荷さんの裏山に虫取りに行ったときのこと。セミの声の他は音が聞こえない深閑とした林の中で感じたあの感じ。木立の隙間から見上げた空の青さが、この世の中に独りぼっちなんだという哀愁を呼び起こすと同時に、何となく暖かいものに包まれているように感じたあの瞬間。そういえばそれは、夜中に泣きながら其処にいたとき感じた、夜の闇の肌触り。。。途端に、意識が子供の自分から、子供の自分を視ている今の自分に戻りました。イメージの中で過去と今がつながったのです。あの時の自分を包んでくれたのは、今の自分なんだ・・・。ずっと昔から、自分は自分でしかなかった。苦しみ抜いて、ボロボロになって懺悔をしたときの、風にそよぐ木々がやさしかったこと。物心ついてから、いつも見上げていた空の先に、今の自分の視点があったんだ・・・。すべてはつながっていたんだ・・・。世界はずっとこんなに優しかったんだ。。。

うつでメンタルクリニックに通院を始め、カウンセリングを受けるようになってから、5ヶ月目のことでした。次の月には抗うつ剤もアモキサン＋ルボックスからトレドミンに変更になり、抗不安薬、睡眠導入剤も中止になって、やっとうつのトンネルの先に、出口の明るさが感じられるようになったのです。

今は自分が治療者としてうつの人と向き合うようになってみると、やっぱりかつての私がそうであったように、感情や感覚を感じられず、律儀で一生懸命に「考え」ている人が多いと実感します。抗うつ剤の助けがなければ、うつの思考の悪循環から抜けられなかったのは事実です。でも抗うつ剤だけでは、また同じ状態に戻るだろうということも体感として感じていました。それでカウンセリングを求めて受診したのです。

だからこそ、クリニックを受診してくださる方に、うつから卒業してもらいたいと思っています。うつが良くなるとか、うつから回復するということではなく、うつからの卒業。それは逆説的なようですが、うつを生きることで二度とうつにならないという資格ですし、治療者やクスリの助けを借りて自分で自分の人生の道のりを運転できるようになる運転免許のようなものです。同時にうつは本当の自分と出会い、他でもない自分自身として生きるための、この上ないきっかけだと思うからなんです。

    </content>
</entry>
<entry>
    <title>夏バテを漢方で乗り切ろう！</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.shinyu-clinic.com/blog/2006/08/post_20.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.shinyu-clinic.com/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=33" title="夏バテを漢方で乗り切ろう！" />
    <id>tag:www.shinyu-clinic.com,2006:/blog//2.33</id>
    
    <published>2006-08-28T00:06:57Z</published>
    <updated>2006-08-28T00:09:48Z</updated>
    
    <summary>カンカンに照りつける真夏の日差しが一息過ぎて、夏休みの終わり頃、まだ暑さは残って...</summary>
    <author>
        <name>生野信弘</name>
        
    </author>
            <category term="こころとからだに漢方♪" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.shinyu-clinic.com/blog/">
        カンカンに照りつける真夏の日差しが一息過ぎて、夏休みの終わり頃、まだ暑さは残っているけど風の感じやウロコ雲の秋の気配を感じる頃、いわゆる夏ばての症状を感じる人が多くなりますね。

夏ばての主な症状は

１）食欲がおちる
２）身体がだるく、疲れを感じる
３）冷房の影響で、冷え症になる
４）水分のとりすぎでむくみが出てくる
５）睡眠がしっかりとれない

などです。そういう私も、このところ疲れを感じることが多く、睡眠も浅いようなので夏ばてかも？と感じています。σ(^◇^;)

        漢方の古典では、身体に熱がこもり元気がなくなるのは、暑さで身体が傷ついたため、と夏ばて（傷暑）の原因を説明しています。

じめじめした梅雨の間、発汗による体温調節が悪い状態が続いた後、過酷な暑さにさらされるので、熱が身体にこもってしまいます。また、喉の渇きのため水分を大量に摂取することで消化機能が減退し、生命エネルギーである「気」の産生が低下して、身体がだるい、気力がない、疲れやすい、日中に眠くなるなどの気虚という状態が起きてきます。

暑さも峠を越え、秋の気配を感じるころになると、真夏に陥った気虚のために各臓器に行き渡る生命エネルギー（気）が枯渇し、臓器の機能が減少します。顔色が悪く、皮膚の乾燥と荒れ、集中力の低下、髪の毛が抜けるなどの血虚の症状と、身体が重い、頭痛やめまいがする、むくみが出るなどの水滞も目立ってきます。


西洋医学には夏ばてという病名はありませんが、漢方ではこのように夏ばてを説明しているのですが、夏ばてといっても人によって状態が異なり、大きく3つのタイプに分けられるようです。


１）屋外の作業や炎天下の営業、野外でのスポーツをする人
この「熱・乾」タイプでは、暑熱の影響で蓄えておいた生命エネルギーを消耗し、余力が残りわずかになった状態です。皮膚の乾燥や脱力、落ち着きのなさ、焦りなどが症状として出てきます。水分を充分に取り、休養を取ることで、比較的回復しやすい夏ばてのタイプです。


２）クーラーの効いた部屋で一日中過ごす人
女性には、この「寒・湿」タイプの夏ばての人が一番多いのではないでしょうか？暑さを回避するために冷房や冷たい飲食物の摂取によって体内を水分で満たして冷やし、消化器系に負担がかかります。消化器系の働きが充分でなくなっていますから、生命エネルギーになるはずの後天の気を食物から摂取できず、活動が維持できなくなった状態です。皮膚のむくみ、湿り、あるいは食欲低下、気持ちの落ち込み、集中力の低下という症状が現れます。このタイプは、余分な水分を排除し、身体を動かすことや食事内容を見直すこと、漢方薬によるサポートで、徐々に回復に向かいます。


３）季節の変わり目に体調を崩しやすい人
この「寒熱・燥湿」タイプの人は、夏の暑さに適応できている一方、2)の「寒・湿」タイプと同じように身体を冷やす方に傾いたことで、秋の変化に順応しにくくなった状態です。このタイプの人で目立つのは、仕事帰りの飲み会や、子供と一緒の夏休みのイベントの参加、休日の家族ぐるみのつきあい、あるいは帰省などで義理での人付き合いが増え、それで疲れてしまうという特徴があります。夏ばてというより、夏疲れと言った方がいいかもしれません。


このように、一口に夏ばてと言っても、状態は人さまざま。夏ばての解消法も一人一人で違ってくるのです。一般にオススメされている夏ばて解消法をやってみたけど、効いた気がしないということも多いのでは？でも、南青山心友クリニックでは、漢方医学をベースに、その人の体質と状態を見ながら漢方薬を決めていきます。さて、みなさんはどのタイプでしょう？

    </content>
</entry>
<entry>
    <title>治癒のきっかけ</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.shinyu-clinic.com/blog/2006/08/post_19.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.shinyu-clinic.com/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=32" title="治癒のきっかけ" />
    <id>tag:www.shinyu-clinic.com,2006:/blog//2.32</id>
    
    <published>2006-08-20T23:54:19Z</published>
    <updated>2006-08-20T23:57:15Z</updated>
    
    <summary>私も体験しましたけど、抗うつ剤を服用しはじめた数日間、全身倦怠感やふらつき、口の...</summary>
    <author>
        <name>生野信弘</name>
        
    </author>
            <category term="白衣を脱いだら" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.shinyu-clinic.com/blog/">
        私も体験しましたけど、抗うつ剤を服用しはじめた数日間、全身倦怠感やふらつき、口の渇き、便秘など、うつ病本来の身体症状に酷似した症状が強くなることがあります。

一般に、副作用とみなされるこの症状こそが、うつ病を治療するための重大な鍵ではないかと、精神医学者の木村敏先生が、『生命のかたち/かたちの生命（青土社）』の中で次のような指摘をされています。

        <![CDATA[人は本来疲れたならばすぐに身体的な調節反応が出て休息するのであるが、うつ病になるひとの場合、よく知られているその几帳面で律儀な性格ゆえに、うつ病という病的な反応になるまで休息できない。抗うつ薬は、彼らの阻止されているごく自然な身体の調節機能が発現するように助けるのであり、それがうつ病の治療に結果的につながるのではないか。

この考えは、薬が状態を直接改善するのではなく、薬は治癒の「きっかけ」であるばかりでなく、うつ状態、うつ病自体が、自己治療のための主体的で自立的な営みであることも示唆しているのです。

これに類似したことは、日常の臨床場面でもよく起きます。クリニックで処方した薬を飲み始めた途端に風邪を引いて、しばらく薬が飲めなかった。風邪が治ったら、もとの悩みも軽くなっていた・・・など、タイミングとしか思えないような出来事が起きて、状態が良くなってしまうのです。

こういう身体の変化だけでなく、「話す」「語る」ということで、変化がもたらされる場合もあります。だけど、多くの人は「話をしているだけでは現実は変わらないのではないか」と思っていらっしゃるようですが。そういう方でも、「こちらにうかがうのも、かなり迷いました。でも思い切って来て話せて良かったです。なんだかスッとしました。」とおっしゃるのです。

「弱音を吐ければ道が開ける」と心理学者の諸富祥彦先生もおっしゃっているように、回避しようと躍起になっていて苦しかった悩みや問題を話すことで、つらさを受けとめることになるのでしょう。フォーカシングの用語を借りると、「話す」「語る」ということで、自分の悩みを「整理する（クリアリング・ア・スペース）」し、つらさと「距離を取る（内なる自分とのかかわり方：脱・同一化）」ことが出来るようになるのだと思ってますけど。


話題は、その人自身の悩みやつらさだけでなく、痴呆のおじいちゃんへの対応だったり、身内の病気のことだったり。あるいは信仰の事まで話がおよぶこともあります。医学的な解説はするものの、「ふんふん、ナルホド・・」と相づちをうちながら聴き、あるいは「こういうことだったの？」と聞き返しながら、自分もその場に臨席しているような気持ちになってきますし、時には胸がいっぱいになって涙がにじむことも。

「この前、こちらにうかがった後、帰りになんだか全身のエステでも受けた後のように、肩がずっと楽でした。」

「ここに来るだけで、元気をもらっているような気がします。」

「来るのがすごく楽しみなんです。来た後、何日かはすごく調子がいいんです。」


こんな風に感じてくださっている患者さんは、私自身は、何にもしてないのに、勝手に良くなっちゃって、ビックリすることがあります。そうなると「そろそろ卒業ですね。」ということで、患者さんの良くなり方にも拍車がかかります。フロイトの患者アンナ・Oが「お話による治療（トーキング・キュア）」と名付けたように、「物語る」ことと、セラピストがファンタジーを大切にした「語り」に同行することによって、新たな現実が紡がれ癒されていくのでしょう。

「卒業」という言葉を使うのは、その人の心の深い部分から変容が起きたことを実感するからなんです。同じような状況があったとしても、その人は以前のその人とは全然違う。だからもう卒業なんです。薬物用法だけではこうはいきません。心理療法を併用することで、はじめて卒業できるんです。


「カウンセラーの仕事は、その人といっしょにのたうち回ることです。一人でのたうち回るのと、二人でのたうち回るのでは大違いです。」とは前出の諸富先生の言葉。

私はのたうち回ったりはしないんですが。。。（苦笑）
以前<a href=" http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20020725307.html" target="_blank">トンレン</a>という教えを受けたことがあって、セラピストが同じ思いを共有することで、その人のつらさが半減するのだと思うのは、この考えがベースにあるからなのです。



でもスーパーヴァイザーからは「生野さん、教育分析やスーパーヴィジョンで気持ちを吐き出さないと、生野さんがまた鬱になっちゃうよ！」と言われています。鬱になるのは構わないんだけど、診察室のサイドテーブルの一番上には、いつも抗うつ用、体力増強用の漢方薬を常備してるのは、鬱になりたくなくて、いや、今鬱になっちゃうと患者さんに迷惑をかけちゃいそうだから、無意識にのたうちまわっているからなのかもしれませんが。

日常の診療で感じている、とりとめもない雑感を書いてみました。]]>
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>ストレス・ケア・プログラム</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.shinyu-clinic.com/blog/2006/08/post_18.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.shinyu-clinic.com/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=31" title="ストレス・ケア・プログラム" />
    <id>tag:www.shinyu-clinic.com,2006:/blog//2.31</id>
    
    <published>2006-08-06T23:38:00Z</published>
    <updated>2006-08-06T23:41:23Z</updated>
    
    <summary>マサチューセッツ大学医学部のジョン・カバットジン教授は、テーラワーダ系仏教と禅を...</summary>
    <author>
        <name>生野信弘</name>
        
    </author>
            <category term="ストレスとの上手なつきあい方" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.shinyu-clinic.com/blog/">
        マサチューセッツ大学医学部のジョン・カバットジン教授は、テーラワーダ系仏教と禅をベースにして『ストレス・リダクション＆リラクゼーション・プログラム』という、マインドフルネスを重視した身体感覚への気づき（ボディ・スキャン）、瞑想、ヨーガ的な身体運動を組み合わせたプログラムを開発されています。

バイオテクノロジー企業の従業員に8週間、このプログラムを行った後、インフルエンザ・ワクチンを接種して抗体反応を調べたところ、瞑想訓練を受けた従業員は、対照となった従業員よりも強力な免疫システム反応を示したという結果が出たそうです。

        自覚とか気づきということに目を向けることが、ストレスとうまく付き合う方法、ストレスをストレスでなくす方法ですってことで、4回にわけてブログに書きました。
カバットジン教授らの方法は、ブログで書いた自覚や気づきを生み出す「マインドフルネス（注意を払うこと）」と「アクセプタンス（判断せずに受け入れること）」へのゆるやかな解放が、ストレスの緩和のみならず、生体防御反応としての免疫能（自己治癒力）の働きを強化することに注目されています。これらは南青山心友クリニックとセラピールーム游の基本的なコンセプトと同じで、世界でも有名な施設でも行われていることに心強い味方を得たような気がしました。


先入観（スイスの精神科医ロラント・クーンのいう「パラダイム」という概念＝理論的な信念を含む）によって固定化された私たちの注意や知覚が、目の前の現実と乖離してしまうと不適応につながります。
本来であれば、これまでの私たちの現実から予想も出来なかった体験をすることは、自己の変容と再生のきっかけとなるはずなのですが、固定観念があることで、予想も出来なかった事柄は、日常を脅かし、こころの傷となってしまうのです。これがいわゆるストレス反応。


一つイメージしてください。

自分の中にある「悪い」考えや「よくない」感情（たとえば心配や不安、あるいは憎しみなど）、「イヤな」記憶。それらの対戦相手としての「良い」チーム（信念や理想や自信など）を想定してみてください。
この２つの戦いが、たとえば将棋やチェスのようなものだと想像してください。サッカー・チームとイメージしても構いません。どちらを勝たせたいですか？


何としても相手チームには勝たなければならないと思いますよね。
ほとんどの人は「良い」チームを応援して「悪い」チームを打ち負かし勝利を手にしようとしますね。
この例を挙げて、「あなたはどこにいますか？ゴールキーパーですか？それともミッドフィルダーですか？」といろんな人に聞いてみると、ほとんどの人は「監督です」とおっしゃいます。「じゃあ、相手チームの監督は誰ですか？」とお聞きすると、しばらく考えた後「自分です」という答えが返ってきます。

その通りですよね。
自分自身が自分自身の敵なんだけど、敵も味方も、実は自分自身の一部なのです。この戦いは永遠に続きます。自分という存在がなくならない限り。。。


こういうストレスに直面したとき、ストレスという刺激が反応を起こすのではなく、ストレスに対する理解の仕方が反応を規定しているのです。そして多くの人は、イヤだと感じる自分の気持ちをコントロールしようとします。だけど多くの場合、これは失敗に終わります。今度は、こんなことをイメージしてみてください。

酸っぱいレモン、輪切りになったレモンを口の中に入れてかんだ瞬間。目を閉じて前身がレモンになったような、青臭さと同時に広がるあの酸っぱさ。あるいはアツアツのご飯と梅干し。ほっぺたの内側がキュッとなって思わず口の中に唾があふれてきます。。。。


さぁ、ここでそのイメージを想像するのをやめてみてください。。。。


どうですか、イメージを完全に追い払うことが出来て、唾が止まりましたか？


身体感覚や感情、思考、記憶と接触することを強制的に回避しようとすることは、逆にそのイメージを強め、その考えにとらわれてしまうのです。これが「不安」なのです。まして身体の反応はすぐには止まらない。

上記の「良い」チームと「悪い」チームの戦い、実は「自分」というのはそのチームメンバーや監督ではないんです。ゲームが展開されているフィールドだったり、将棋やチェスの盤なのです。だからゲームや戦いが続いていても構わない。TVゲームで、どちらが勝ってもゲーム機自体は壊れないでしょう？だって、自分はその戦いの中で生きているわけではないのですから。

こんなふうに、自分自身をがんじがらめに縛っている先入観の結び目が緩むことが、ストレスやうつ状態のような、こころとからだの「問題」からの解放になるんですよ。だから「気分転換」のところで書いたように、やり方を間違うと逆に気分転換をすることでストレスを増強させてることになってしまう。

このような状態の繰り返しが長く続くと、身体の不調だけでなく、精神的な不調を引き起こし、うつ状態や器質的な身体疾患を引き起こすことさえあります。


うつについて、神経科学者であるシドニー大学のマックス・ベネット教授は、「2020年ごろには、人間が抱える最も厄介な症状はうつ病になると言われている。ガンでも心臓病でもなく、うつ病なのだ」とおっしゃっています。

南青山心友クリニックと併設のセラピールーム游（http://www.therapyroom-you.com）では、共同してストレスやうつ状態に対して、各人に応じたこころと身体のケアを実施しています。クスリの助けも必要なときはありますが、基本的には自分の中に眠っている自己治癒力を最大限に発揮すして、うつやストレス状態に戻らなくてすむにはどういう方法があるのか。詳しい内容は少しずつブログで紹介していきますけれども、興味がおありの方はお問い合わせください。

    </content>
</entry>
<entry>
    <title>漢方からみた「冷房病」対策</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.shinyu-clinic.com/blog/2006/07/post_17.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.shinyu-clinic.com/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=30" title="漢方からみた「冷房病」対策" />
    <id>tag:www.shinyu-clinic.com,2006:/blog//2.30</id>
    
    <published>2006-07-30T23:48:17Z</published>
    <updated>2006-07-30T23:53:41Z</updated>
    
    <summary>クールビズが一般的になって、エアコンの温度は28度を推奨されていますね。暑い外か...</summary>
    <author>
        <name>生野信弘</name>
        
    </author>
            <category term="こころとからだに漢方♪" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.shinyu-clinic.com/blog/">
        クールビズが一般的になって、エアコンの温度は28度を推奨されていますね。暑い外からエアコンの効いた室内に入るとホッとしますけど、28度といっても一日中エアコンの効いた室内にいるのは、体にとってすごく負担になります。

特に女性の中には、寒すぎると感じて夏の冷房の季節にはセーターや膝掛けが手放せない女性も多いのではないでしょうか。あるいは疲れやすかったり、体調を崩して夏風邪をひきやすかったりする人もかなりいらっしゃいますよね。
いわゆる「冷房病」です。医学的には「冷え」がクローズアップされがちですが、漢方的にみるとすごくわかりやすいのです。

        外の気温と室内の気温の差が5度以上になると、体温をうまく調節できなくなると言われています。また夏になると身体は、毛細血管が拡張し汗をかいて、熱を発散しよう、熱の生成をなるだけ抑えようとしていますから、
長いこと冷えた室内にいることで、毛細血管の収縮調整障害、汗腺からの汗の分泌低下を引き起こすのです。おまけに日照時間が長くなる夏は活動性が高まっている状態ですから、冷房の寒さに暴露されることで一気に冬の状態になってしまい、自律神経のバランスが乱れやすいことも「冷房病」の原因になります。

このような状況下で引き起こされるのは、まず「冷え」でしょう。
冷えは漢方でいう「水」の異常である水滞（発汗量の低下、むくみ、下痢、頭痛）を引き起こします。食欲がなくてあんまり食べていないつもりでも体重が増えてしまった・・・という方は、まずこの水滞を疑ったほうがいいかもしれません。
また毛細血管の収縮は「血」のうっ滞をひきおこし、肩こりや腰痛、神経痛、月経痛の増強や生理不順を引き起こします。さらに「気鬱」や「気虚」という、倦怠感、易疲労感、食欲不振、憂鬱感、不眠のような症状が現れます。
男性の場合は、「冷え」よりもむしろ、身体のだるさや疲れやすさ、疲れが取れないなどの症状を感じる方が多いようです。いわゆる「冷房病」が、検査をしても何の異常も見られず、自律神経失調症ではないか？といわれることが多いのは、このように、気・血・水のアンバランスが原因となっているからなのです。

では、どうすればいいんでしょう？
室温を下げすぎない、冷房の風に直接あたらないように扇風機を補助的に使うということも有効ですね。また靴下やカーディガンなどで身体を冷やしすぎないようにすることも大切です。さらに女性の場合は、お腹や腰の冷え対策の膝掛けや薄手の腹巻きなども必要でしょう。
あるいは、季節の野菜（ビタミンB類の豊富な人参、小豆、ほうれん草、セロリや身体を温める働きのある人参、レンコン、里芋、大根などの根菜類）を多く摂ることも冷房病や夏ばてから身を守る手段になりますね。くわえて白湯（さゆ）やカフェインの少ないハーブティーなども効果があります。

それでも上に書いたような水滞、「血」のうっ滞、気鬱や気虚のような症状があるときには、漢方薬の出番です。漢方薬は西洋薬と違い、各個人の「証」（状態）にあわせて処方しますので、何が一番つらいのかという症状、陰陽虚実という体質、気血水の状態、胃腸の強さなどを総合的に判断して、一番身体に合いそうな漢方薬を決めていきます。南青山心友クリニックでは、保健で認められている医療用のエキス顆粒の漢方を処方いたします。だけど、漢方薬を飲んでいるから大丈夫だろうと夜更かししたり、アンバランスな食事をしていたのでは何の効果もありませんので念のため。

    </content>
</entry>
<entry>
    <title>ストレス対処法〜その4〜気分転換の意味</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.shinyu-clinic.com/blog/2006/07/4.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.shinyu-clinic.com/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=29" title="ストレス対処法〜その4〜気分転換の意味" />
    <id>tag:www.shinyu-clinic.com,2006:/blog//2.29</id>
    
    <published>2006-07-24T00:00:58Z</published>
    <updated>2006-07-31T10:44:18Z</updated>
    
    <summary>なかなか梅雨が明けずに、まぶしくカラッとした晴天の下で、雨続きのうっとうしい気持...</summary>
    <author>
        <name>生野信弘</name>
        
    </author>
            <category term="ストレスとの上手なつきあい方" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.shinyu-clinic.com/blog/">
        なかなか梅雨が明けずに、まぶしくカラッとした晴天の下で、雨続きのうっとうしい気持ちから解放されたいと思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。ストレスに対する気分転換と似てますよね。イヤなことがあったり、ストレスを感じたときには、「好きな音楽を聴いたり、趣味やスポーツで気分転換するよう心がけましょう。」なんてことを書いてあるのをよく見かけます。

でもこう暑いと、体はだるいしウダってしまいますね。うっとうしい気分が晴れたとしても、また別のイヤな要素が押し寄せてきてますね。本当に気分転換になってるのでしょうか？

        実はこの気分転換というのが実は一番むずかしいのです。
なぜかというとストレスやイヤなことを忘れようとすることは、心理学的に「抑圧」とか「否認」といいますけど、逆効果のことが多いのです。ポジティヴ・シンキングで元気になったつもりでも、イヤなことやストレスを無くなったわけではないし、逆にエネルギーが無意識の方に流れていって、反対のものが出てくることがあるんです。これを「補償」といいます。

一時的にイヤなことから目をそらして蓋をすることによって、忘れることは出来る。けれども、常に蓋の存在が意識されるし、その下にイヤなことがどっかりと存在してることを感じてる。この蓋の向こう側が無意識なんです。この蓋がはずれて中のものが飛び出してきたら、パニックになっちゃうし、押しつぶされてしまうかもしれない。以前「ブルーマンデー症候群」のところで書きましたけど、週末にたっぷり遊んだはずなのに、日曜の夜から気持ちが重くなる。ストレスに暴露される前からストレスを感じている人も多いですよね。

どうしてなのでしょう？よく言われている気分転換は役に立たないのでしょうか？

そうではないのです。だけど何かをしたいという意識エネルギーの「方向性」と「強さ」を「自覚」していないと、元気で活動的であったとしても長続きしないのです。そのうちに意識のエネルギーが蓋の下の無意識の方に自然に流れて行っちゃって、意識にはエネルギーがなくなり、気分の落ち込みとか、ボーッとしてしまうみたいな鬱っぽい状態になってしまうことがある。現実的に何も出来ない状態になる。これが「補償」なんです。無意識からのメッセージなんだけど、現実の中でエネルギーがうまく使われない状態になる。現実に適応できないってことですね。仕事などで燃え尽きて鬱になる時ってこんな感じです。私自身もまさにこの状態の鬱を体験しましたし、そういう患者さんもずいぶん診てきました。

うつ状態になると、エネルギーが無意識の中でグルグルと空回りしているように感じられます。だからよけいに意識は焦るし、焦れば焦るほどエネルギーは消費してしまう。まさに悪循環。でもただエネルギーが空回りしているだけとは限らない。鬱のブログでも書きましたように、無意識の中で何かの変容が起きていることもあるし、無意識の中でエネルギーが使われるといろんなイメージとか象徴（シンボル）が出てくることだってある。これを「サナギの状態」と表現しました。

いままで意識が否定していたこのような状態を、時間をかけて注意深く、そしてやさしく世話してあげる。まさに繭（まゆ）のイメージ。無意識に「隠されている何か」が何を教えてくれるのかを知ること、症状（病い）の意味とは、無意識のイメージを意識の方に呼び戻すことなのです。

そのために必要なこと。それは身体の状態を意識するのと同じように、ふだんはほとんど自覚していない自分の中の微細な感情や感覚に気付くことなんです。こうイメージしてください。私たちがふだんいろんなことを考えたりしている意識は、無意識という大海原に浮かぶちっぽけな島だと。ストレスというのは、島が低気圧に見舞われている状態だと思ってください。横殴りに叩きつける雨と風で、自分という家は吹き飛ばされそうになり、身体である木々は翻弄されている。ストレスという嵐から島を守るためには、まず風や雨で被害が起きるのかどうか見極めるという、前の3回で書いたような「身体」に対する感覚がすごく大切だということがわかると思います。と同時に、大波によって島がダメージを受けないようにする、意識と無意識の間の防波堤が絶対に必要なんです。気分転換という海、あるいは無意識の大波から目をそらす方法では、いつ大波がおしよせて島が水浸しになってしまうかわからないでしょう？嵐だけに限らない。海を見ずに島の崖っぷちを歩いていると、そのうちに崖から落っこちてしまう。島の陸地のことだけをあれこれ心配する神経症的な「考えすぎ」をちょっとやすめて、落ち着いて島の置かれている状況、島と海の関係を見直すことで、島全体のことがわかってくると思います。

ユングの有名な言葉があります。
「神経症が治療されるのではなくて、神経症がわれわれを治療するのである。」

世界がひっくり返るようなインパクトを感じますね。文化庁長官の河合隼雄先生は「病いを深める」という表現をなさっています。結局のところ、私たちが「良い」「悪い」、「好き」「嫌い」と分別していることが、私たちの根源的な問題なのかもしれません。

でも一方で、得体の知れない無意識と直面するだけの自我の力がないときは、しっかりと境界線を守っておく必要があります 。そうしないと凶暴にも思える無意識の力に翻弄されてしまいますから。蓋をしっかり閉じて、無意識を自覚しながら「蓋の上」で人生を謳歌することがさらに蓋を強化してくれるのです。そういう「必要性」のある時にそなえて、日常生活を楽しむいくつかの方法を身につけておく必要があります。

自らの本質と深く関わる無意識のエネルギーと向き合うこと。意識と無意識のエネルギーのバランスをとり、その両方を生きること、これが気分転換の本当の意味なのです。心のありようについては、今後も少しずつ書いていきますね。

次回は夏本番を前に、いわゆる「冷房病」が引き起こす身体への負担について書いてみます。

    </content>
</entry>
<entry>
    <title>ストレス対処法〜その3〜適度な運動ってなに？</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.shinyu-clinic.com/blog/2006/07/3.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.shinyu-clinic.com/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=28" title="ストレス対処法〜その3〜適度な運動ってなに？" />
    <id>tag:www.shinyu-clinic.com,2006:/blog//2.28</id>
    
    <published>2006-07-17T23:08:47Z</published>
    <updated>2006-07-31T10:44:40Z</updated>
    
    <summary>夏本番前の連休が終わり、また梅雨空が戻ってきましたね。 この連休中、お出かけされ...</summary>
    <author>
        <name>生野信弘</name>
        
    </author>
            <category term="ストレスとの上手なつきあい方" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.shinyu-clinic.com/blog/">
        夏本番前の連休が終わり、また梅雨空が戻ってきましたね。
この連休中、お出かけされた方も多いのではないですか？
ちなみに私も連休を利用して、去年世界遺産に登録された奈良県の大峰山（山上ヶ岳）に登ってきました。普段、運動する機会が少ないから、過酷だったけど適度な運動＆リフレッシュになりました（笑）。

ストレスで消耗疲弊した心身を再構築するための「適度な運動」というと、どんなことを思い浮かべるでしょうか？ジョギングやジムでのトレーニング、女性であれば最近流行りのホットヨガやパワーヨガでしょうか。こういう運動は、身体を意識することにすごく効果がありますよね。

でもそれでも、仕事が忙しいとか疲れてるから今日は休もうってことで、いつの間にかやめちゃって続かないっていう人も多いんじゃないでしょうか。
        それはたぶん、アタマで考えた「運動」をカラダに強要しているんだけど、カラダの言い分が聞こえてないからだと思うんです。トレーニングという意味では、最大筋力の70％程度の負荷をかけることで持久力がつくと言われていますけど、ストレスを緩和するための適度な運動ですから、負荷ではなく、リラックスが目的なんです。だからカラダが緊張してる状態と、弛緩（リラックス）してる状態を自覚しながらやることが大切なんです。

筋肉が緊張した状態を意識的に作り、次に筋肉の緊張が解けた状態を意識する。これがストレス緩和の「適度な運動」ですし、また同時に「休養」なんです。だから、ホットヨガやパワーヨガよりも、古典的なハタヨーガやストレッチの方がストレスで消耗疲弊した心身を再構築するには向いていると思うんです。
あるいは普段の日常生活の動作だって、充分「適度な運動」になりますよね。ただ歩いているときにも、カラダの緊張と弛緩の状態を意識することで心身の再構築にもなりますし、ストレスの負荷を軽減・解消することにもつながります。

こんな風に「適度な運動」と「休養」というのは、心と体のバランスを取るということなんです。考えてみると当然のことですよね。心と体のバランスが取れないと、カラダは疲れている、明日もあるんだから休まなくちゃ！という強迫観念があるとリラックス出来ないでしょう。心を緩め、カラダの緊張状態を感じ、リラックスさせる。これが「適度な運動」と「休養」ですよね。

たとえば、ハタ・ヨーガにシャバ・アーサナ（屍のポーズ）というのがあります。
仰向けに横になり、筋肉と関節に力を入れて弛めていき、最後には全身が脱力した状態にしていくものです。当然、カラダのすみずみまで意識を行き渡らせ、自覚的に力が入った状態を作り、そして弛める。肩とか腰は意識しやすいけど、私たちが「自分」の代表みたいに思ってる顔を弛めることを忘れずに！でも呼吸をすることを少しだけ意識を残しておいてくださいね。こんな風に緊張と弛緩が交互に繰り返されることで、カラダは暖まり、そしてリラックスしていきます。

カラダのリラックスにともなって、呼吸もゆっくりと自然に腹式呼吸になって、1分間に2回くらいの完全なリラックス状態になります。ヘタすると呼吸しなくちゃっちゃうから、呼吸するだけの筋肉と意識は保つようにしてください（笑）。

頭の中はいろんな考えが浮かんでは消えていくのをただ見ているだけの状態になります。眠っちゃってもOK。でもリラックスすることで頭が冴えちゃってもOK。でも考えに巻き込まれないこと。これが次の「気分転換」につながる大事なポイントです。たとえて言うなら、草原に寝そべって、体に風や空気の温度を感じながら、流れていく雲をただ眺めている状態。

15分から30分、この状態を続けるだけで、充分な睡眠を取った時と同じくらいの疲労回復効果が得られますよ。そして起きあがるときには、意識を体の隅々まで行き渡らせ、ふたたび力を入れてリラックスする。完全な脱力の状態から、緊張と弛緩の状態にもどるのです。すごくスッキリします。ぜひ試してみてくださいね。

来週は、「気分転換」について書いてみます。

    </content>
</entry>
<entry>
    <title>ストレス対処法〜その2〜間違いだらけ（？）のストレス対処法</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.shinyu-clinic.com/blog/2006/07/2.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.shinyu-clinic.com/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=27" title="ストレス対処法〜その2〜間違いだらけ（？）のストレス対処法" />
    <id>tag:www.shinyu-clinic.com,2006:/blog//2.27</id>
    
    <published>2006-07-09T23:38:50Z</published>
    <updated>2006-07-31T10:45:04Z</updated>
    
    <summary>前回、ストレスの緩和にはまず身体の感覚から・・ということでブログを書きました。 ...</summary>
    <author>
        <name>生野信弘</name>
        
    </author>
            <category term="ストレスとの上手なつきあい方" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.shinyu-clinic.com/blog/">
        前回、ストレスの緩和にはまず身体の感覚から・・ということでブログを書きました。
ストレスに対処するには、
1)ストレスに対する反応を軽くする
2)ストレスの負荷を軽減・解消する（ストレスがたまらないようにする）、
3)消耗疲弊した心身を再構築する
と書きましたけど、順番的には3)→2)→1)ですよね。

        ストレスに対処するには、まず原因となるストレスを取り除くこと！なんて書いてあることもあります。驚きますねぇ。職場や人間関係がストレスだった場合、仕事を辞めたり、イヤな人を亡き者にしろってことなのでしょうか。現実的な対処法じゃないですよね。
あるいはストレスはあって当然、しかたないと諦めることも肝心なんてことも書いてあります。諦めてストレスから解放されるなら、そんな簡単なことはないですよ。でも仕事を辞めちゃうと生活に困る。それが出来ないから、悪戦苦闘しちゃうのに、ね。

一見もっともらしいけど現実とはかけ離れたアドバイスは脇において、多くの人はどうするか。ストレスがたまって身体がだるい、あるいは肩が凝っている。マッサージなどを受けますよねぇ。気持ちいいですよ。気持ちも穏やかになり、身体から毒気も抜けてリフレッシュした感じになりますよ。あるいはジョギングをしたり、ジムに通ってトレーニングをやったり、ヨガに通ったり。これが3)なんです。

でもリフレッシュしたら辞めちゃう、あるいはいつの間にかやらなくなったって人も多いんじゃないですか？これじゃぁ対症療法と変わらない。長続きしません。継続しない限り、ストレスの負荷を軽減したり、解消してストレスがたまらないようにすることじゃないし、ストレッサーに対する反応を軽くするものでもないことはおわかりだと思います。

診察の場面で身体の感覚を感じる・・・ってことをやると、戸惑われる方が多いですね。一見、遠回りみたいに感じられるのでしょう。手っ取り早く、クスリや気の利いた方法でこのストレスを何とかしてくれ！と思う方が多いのではないでしょうか。

でもね、それじゃいつまで経ってもストレスとリフレッシュの追いかけっこ。若いうちはいいですよ、気力も体力も充実してる人が多いから。でも20代後半をピークに、気力体力ともに衰えていくんです。そしたら、いつまでもこんな堂々巡りを続けるわけにはいかないじゃないですか。実際、私はそれでコケちゃって鬱になったんだから。。。。

あるいは週末、寝だめするという人も多いのではないでしょうか。寝だめすることで、身体の疲労は回復します。でもどれだけの人が月曜日にリフレッシュして出勤してるでしょうか？ブルー・マンデー症候群でも書きましたが、月曜は気が重いもの。このことは寝だめでは心のリセットは出来ないんだっていう傍証でしょ？。

前回書いた「身体の感覚」というのは、ストレスに対する根本的な対処、つまりストレッサーに対する反応性を根っこから変えてしまおうとする試みなのです。だからかなりのストレスが加わっても、簡単に負荷を軽減できますし、多少のストレスがたまったとしても、自分でリフレッシュ（あるいはリセット）可能なのです。

私事を書くのは自慢みたいで気が引けるのですが、クリニックで一日中、人の悩みを聞き続けながら、クリニックを開ける前と閉めた後の2時間、こんなブログを書いたり、事務書類を書いたりしてるんです。実働時間は労働基準法に引っかかってしまう14時間くらい？もちろん、おつきあいで飲みに行って明け方帰ることもありますよ。しばらくは平均睡眠時間は4時間前後ということも続きました。早く帰ればいいのにね（笑）。それが出来たら苦労はしないんです。

週末もほとんど休みなし。寝だめとは正反対の状態で、金曜の診療が終わった後から月曜の朝までほとんど寝ずに集中してたりするんです。寝ても2〜3時間くらいの仮眠を何回か取るだけ。それで月曜の朝も8時前にはクリニックに来てますよぉ。何をやってるかは内緒ですが（笑）。
こういう生活を続けてると、もちろん気持ちも身体も疲れますよ。ドーンとエネルギーは落ちちゃうし。言われますもん、「センセー、疲れてますね」って（苦笑）。でもほとんどストレスにはならないし、昔のようにストレスで燃え尽きて鬱になるってこともないんです。これは身体の感覚や心の深い感覚に素直に従ってるからなんですよ。

そうは言っても、身体感覚は自分であるにもかかわらず、これまであまり馴染みのなかった他人のような自分ですから、最初は自分を感じようとすればするほど戸惑うかもしれません。私もずっとそうだったのですから。どうしても頭で考えて、解説しようとしてしまうんですよね、自分の感覚を。でもそれは次の「休養」と「気分転換」の効果を大きく左右しますから、頭で考えるのではなく、感覚を大事にしてくださいね。

来週は、「適度な運動」兼「休養」について書いてみようと思います。

    </content>
</entry>
<entry>
    <title>ストレス対処法〜その１〜身体の感覚に慣れる</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.shinyu-clinic.com/blog/2006/07/post_16.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.shinyu-clinic.com/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=26" title="ストレス対処法〜その１〜身体の感覚に慣れる" />
    <id>tag:www.shinyu-clinic.com,2006:/blog//2.26</id>
    
    <published>2006-07-03T00:44:16Z</published>
    <updated>2006-07-31T10:45:24Z</updated>
    
    <summary>一般にストレスに対処するには、気分転換、休養、適度な運動が大切だといわれています...</summary>
    <author>
        <name>生野信弘</name>
        
    </author>
            <category term="ストレスとの上手なつきあい方" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.shinyu-clinic.com/blog/">
        一般にストレスに対処するには、気分転換、休養、適度な運動が大切だといわれています。ではストレスとはいったい何なのでしょう？

ストレスは一般に、
1) ストレスの原因（仕事や人間関係がほとんど）
2) ストレスが加わった状態・症状（肩こり、疲れ、イライラなど）
という意味で使われます。

悪い意味で使われがちのストレスは、ある意味、外界から身を守るための注意喚起でもあるのです。極端な話、生きていくこと、それ自体がストレスでもあるのです。
そうは言っても、外界から身を守るための生理的反応で疲弊していたのではどうにもなりません。それに日常生活、社会生活を続けていく上で、ストレスの原因を取り除くことはなかなか難しいですよね。

        ということで、ストレスに対処するには、
1)	ストレスに対する反応を軽くする
2)	ストレスの負荷を軽減・解消する（ストレスがたまらないようにする）、
3)	消耗疲弊した心身を再構築する
の３つが必要になります。
この方法として、冒頭にあげた気分転換、休養、適度な運動が必要だといわれているのです。

一般にストレスが加わると、心身はストレスの原因（ストレッサー）に対して、緊張状態を作ります。
気持ちはストレスの原因のことばかり考え、神経はピリピリして一触即発状態。身体も知らず知らずに肩の筋肉が慢性的に張りつめている。一種の臨戦態勢ですね。
これが長く続くと、神経の緊張（集中）が持続できなくなり、張りつめた糸が緩むように気持ちが落ち込み、身体も鉛が入ったように重く、動かすのもおっくうになる。。。誰にでも思い当たることはあるのではないでしょうか。

さて、こういうストレス反応を解消するには、まず自分の状態を自覚することがすごく大切なのです。気持ちの上ではストレスがあることは自覚できても、肩こりや疲れやすさなどの症状が出る前に、身体の反応を自覚している人はほとんどいないのではないでしょうか。ここが一番のポイントです。
身体に対する自覚が無い状態で適度な運動や気分転換をやったとしても、ほんのちょっと新陳代謝が改善したり、気が紛れるだけで慢性的な緊張はそのまま。一日経てばまた元の状態。たとえば、肩こりを自覚してマッサージなどを受けたとしても、数日後にはまたバリバリに凝っている。そんな人も多いのではないですか？

上に「自分の状態を自覚する」と書きましたが、心と身体の状態を意識すること、この「意識する」ということがストレスによる心身の反応を和らげ、ストレスをストレスでなくするキー・ポイントなのです。言葉ではうまく表現できませんけど、「ストレスがかかってるな〜」という自覚ではなく、普段は意識に上らない身体の反応を丹念に見ていくことで、心の影響が身体の状態で表現されていることに気づき、ビックリすると思います。

どうやって自分の状態を自覚するのか。いろんな方法がありますけど、自按摩という方法があります。たとえば肩こりの時、肩に手を当てますよね。このとき手で肩をもみほぐさずに、手を当てたまま肩の感覚を丹念に感じてみるのです。ゆっくり身体に触れてみる。あるいは優しく身体を撫でてみる。慣れないとこの「感覚」はなかなかわかりにくいと思います。この感覚は何を表現しているのだろう？そんなつもりでゆっくりと自分自身を感じてみるのです。ヨガのようにストレッチをしながら、身体感覚を感じてみるのもいいでしょう。あるいは、歩いているときに歩いていることに気持ちを向けることも、この感覚に慣れ親しむ方法になると思います。まずはこの「感覚」を感じてみてください。心と体をつなぐ呼吸に注意を向けるという方法もあります。もうそれだけで、リラックス出来ている自分に気づくはずです。

視覚、聴覚、嗅覚、味覚、身体感覚の順に意識から遠くなります。このブログに「こころのこえをきく」というタイトルをつけたのは、そういう身体感覚のことなのです。さらに言うと、意識できない心の動きは身体感覚よりも意識から遠く、なかなか自分では気づくことが出来ません。クリニックでは１時間ほどの時間をお取りして、こういう感覚を実感していただくこともやっています。興味がおありの方はぜひどうぞ。

    </content>
</entry>
<entry>
    <title>ストレスと自律神経失調症</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.shinyu-clinic.com/blog/2006/06/post_15.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.shinyu-clinic.com/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=25" title="ストレスと自律神経失調症" />
    <id>tag:www.shinyu-clinic.com,2006:/blog//2.25</id>
    
    <published>2006-06-30T00:37:47Z</published>
    <updated>2006-07-31T10:45:43Z</updated>
    
    <summary>よく耳にする「自律神経失調症」とは、「不定愁訴症候群」とも言われ、全身倦怠感（ス...</summary>
    <author>
        <name>生野信弘</name>
        
    </author>
            <category term="ストレスとの上手なつきあい方" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.shinyu-clinic.com/blog/">
        よく耳にする「自律神経失調症」とは、「不定愁訴症候群」とも言われ、全身倦怠感（スッキリしない、疲れやすい）、めまい、頭痛、動悸、下痢など自律神経系の関与が考えられる身体的な症状のことです。

なぜ症状ではなく愁訴と言われるかというと、訴えが主観的で多彩であり、変化しやすく、他覚的・客観的所見に乏しいからなのです。これらの症状は、気分がすぐれない、イライラしたり、気分が落ち込んだり、物忘れをしやすいという精神的な不調として感じられるようになります。ですから内科など一般身体科を受診すると、「どこにも異常がない」「気のせい」と言われ、心療内科に行くように言われることがほとんどですよね。

        自律神経には、緊張を高める交感神経と、リラックスに作用する副交感神経の二つがあり、正常の状態ではバランスが取れています。ところがいったんこのバランスが大きく崩れると、体の調整機能がうまく働くなり、自律神経失調症の症状を引き起こすことになります。このような自律神経のバランスの乱れを引き起こす一番大きな原因は、ストレスだと言われています。ということは、自律神経失調症とは、ストレスに対する体の警告反応といえるかもしれません。

女性、特に働く女性では、男性中心の社会の中での評価や仕事場の人間関係、あるいは仕事と家庭の両立がストレスの原因であることが多いようです。また専業主婦も、家事や育児に追われて自分の時間が取れずに、ストレスがたまりやすい状態にあるといえます。さらに女性は、ストレスにより女性ホルモンのアンバランスを伴いやすく、月経不順あるいは更年期障害様の症状として表れることが多いのです。

先日、実際にあったことなのですが、疲れやすい、やる気が出ない、月経不順、月経困難で心療内科を受診した患者さんが、抗うつ剤を処方されたけどよくならないということでクリニックを受診されました。たしかに精神的な訴えだけ聞くと、プチ鬱っぽいのですが、抗うつ剤で月経不順や月経困難は改善しないでしょう？それにこういう場合、表面に現れている症状だけを取り除こうとすると、シンドローム・シフト（症候移動：精神症状や身体症状が別の精神症状や身体症状に移動する）が起きるのです。

たとえば、別の患者さんですが、食欲不振、動悸、疲れやすさを訴えられていた患者さんが、いろんな薬をもらったり、通院先を変えたりしてその症状は少しずつ改善してきましたが、不眠や気持ちの落ち込み、頭痛、喉の閉塞感、耳鳴り、めまいなど、症状が次々に変化し、まさに症状のデパート状態。症状のモグラたたきみたいですよね。これもストレスに対する根本的な取り組みをせずに、対症療法に終始した結果なのです。

ではどうストレスと向き合えばよいのでしょう。一般に気分転換、休養、適度な運動ということが言われています。でもこの忙しい日常生活の中で、どれだけの人がこのストレス緩和法が出来るのでしょうか。逆に、これらが出来る時間のある人はストレスとは無縁の人だと思います。

そうは言っても、生きていかなくちゃいけませんから、なんとかしなくてはなりません。エステやジム、あるいは休日の遠出という時間をかけずにストレスを緩和する方法はあるのでしょうか？次回は、私がやっているストレス緩和法をご紹介します。

    </content>
</entry>
<entry>
    <title>症状の作り手</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.shinyu-clinic.com/blog/2006/06/post_14.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.shinyu-clinic.com/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=24" title="症状の作り手" />
    <id>tag:www.shinyu-clinic.com,2006:/blog//2.24</id>
    
    <published>2006-06-26T00:44:18Z</published>
    <updated>2006-06-26T00:48:34Z</updated>
    
    <summary>「最近、胸が苦しくなるんです。」 左の手のひらを胸に当てて、患者さんがおっしゃる...</summary>
    <author>
        <name>生野信弘</name>
        
    </author>
            <category term="夢見〜ドリーミング〜" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.shinyu-clinic.com/blog/">
        「最近、胸が苦しくなるんです。」

左の手のひらを胸に当てて、患者さんがおっしゃる。
人間関係ですり減って意気消沈していた気持ちが、少しエネルギーを取り戻している。

        「今胸を押さえているその左手を意識しながら、胸が苦しくなった感じを感じることはできますか？」

「えっ？！」


医者からの思いもよらない反応に、患者さんは驚いた様子。でも、目を閉じて体の感じを感じていらっしゃる。


「なんだか、こう、何て言ったらいいんだろう？全体的に圧迫された感じ。」

「圧迫された感じですか？もうすこし感じてみてください。」

「そうですねぇ、、、こうやってギュッてつかまれるような感じです。」


両手でボールを握りつぶすような動き。


「うん、じゃあ、その手をやってみて。」


私は右の拳を患者さんの前に突き出し、患者さんはそれをギュッと握る動作を繰り返す。
こういう、動きを伴ったやり方に少し馴染んできた感じ。


「どうですか？ギュッてやるとき、どんな気持ちですか？」


胸が苦しいという症状の主体から、胸を苦しくする症状の作り手に同一化する。


「『うるさい！だまってろ！』って感じがします・・。」


ちょっと照れくさそうに患者さんが口を開く。
私の方が驚く。そんな怒りが燻ってたのか。。。。


「もう一回やってみて。」

「うるさい！だまってろ！」

「う〜ん・・・」


今度は私が黙ってしまう。口に出せないもどかしさ。
しばらく自分の中を感じていると、心の中で何かの居場所が変わり苦しさが軽くなってくる。


「何がうるさいの〜？どうして黙って欲しいの〜？」

「えっ？！」


今度はギュッとしてた患者さんが驚いて顔を上げる。
私が感じた胸の圧迫感はどこかに消えてしまって、気持ちも楽になっている。


「交代しましょうか。」

「えぇ・・・」


役割を交代して、私が患者さんの心臓をギュッと握りつぶす。
いや、つぶそうとしているのではない。
ここで口を開くと攻撃されるから、大事に守ってあげてるような感じが生まれてくる。
あぁ、これだったんだ・・・！


「うるさい！だまってろ！」

「・・・・」

「どうですか？胸の苦しさは？」

「なんだか少し軽くなりました。」

右手の指先で小ちゃなボールをつまむような仕草。

「『だまってろ！』をやってるとき、どんな気分でした？」

「なんだか不思議な感じで、やってるとこうやって自分を苦しめてたんだなぁって感じました。」

「そうですね、自分で苦しさを作ってたのかもしれないけど、同時にあなた自身の心を守るためだったのじゃないですか？」


患者さんの目からはらはらと涙が落ちる。


「そうだったのかもしれません。自分を守るために殻を作ったんだけど、それが苦しくなったんです。」

「そのくらい苦しかったんですよね・・・」



診察室の空間が甘酸っぱいような切なさで満ちてくる。



「今は胸の苦しさはどうですか？」

「えっ？！あれっ？！・・・ない、、、です。」

「じゃあ、今日はこのくらいにしましょうか。」


症状が自分を守るものだったという気づき。それを私と共有してくれた患者さんに感謝。
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>心療内科を標榜してるけど・・・</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.shinyu-clinic.com/blog/2006/06/post_13.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.shinyu-clinic.com/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=23" title="心療内科を標榜してるけど・・・" />
    <id>tag:www.shinyu-clinic.com,2006:/blog//2.23</id>
    
    <published>2006-06-25T10:56:26Z</published>
    <updated>2006-07-20T05:53:24Z</updated>
    
    <summary>「身体の調子が悪くて漢方を飲んでみたいけど、心療内科にかかっていいの？」 「漢方...</summary>
    <author>
        <name>生野信弘</name>
        
    </author>
            <category term="こころとからだに漢方♪" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.shinyu-clinic.com/blog/">
        「身体の調子が悪くて漢方を飲んでみたいけど、心療内科にかかっていいの？」
「漢方には興味があるんだけど、心療内科にかかると薬しか出してくれないでしょう？」
という声をときどき聞きます。

でもご心配なく。
南青山心友クリニックは心療内科を標榜していますが、精神科のようにこころの問題や病気、内科のように心が原因で起きる体の症状（いわゆる心身症）に限定しているわけではありません。

        プロフィールや以前のブログで書いたように、私自身が内科出身で、内科領域の専門的なことだけでなく、救急医療や離島医療のように診療科の枠を超えたプライマリ・ケアから、ホスピスやターミナル・ケアまでいろんな分野を経験してから精神医学や心理学に踏み込んだので、精神科の先生が標榜される心療内科や、内科の先生がやっている心療内科とはちょっと雰囲気が違うのです。

こころの領域では、心理やスピリチュアリティを大切にしていますから、来院される方の多くは家族関係、恋人や友達や同僚との人間関係、あるいは仕事のキャリアの悩み、本当の自分探しなど、誰もが一度は直面するようなことの相談が大部分なのです。また身体の領域では、生活習慣病のコントロールだけでなく、たとえばガンや慢性疾患のセカンド・オピニオンの相談や婦人科系の悩みなどにも対応が可能なのです。

このように南青山心友クリニックでは、こころもからだも一つと捉え、「あなた」というひとりの人間が向き合う問題に一緒に取り組んでいきましょうというスタンスを大切にしています。ですから、もちろん西洋医学の薬も使いますけど、漢方医学の心身一如の考えがすごくぴったりなので漢方薬を多用しているのです。

漢方医学や東洋医学の考え方は、西洋医学とは全然違うのです。西洋医学では正常と異常（病気）がきっちりと分かれており、病気は悪いモノだから、何が何でも治療しなくてはなりません。でも東洋医学ではバランス（調和）の乱れがあるのかどうかを重視します。バランスが取れていれば、西洋医学で言う病気があってもOKなのです。たとえば、高血圧の方が降圧剤を飲んで、血圧が安定している状態。高血圧という病気が治癒したわけではありませんが、血圧が高い状態（バランスの乱れ）がコントロールされた状態、これが東洋医学でいうバランスが取れた状態なのです。

東洋医学では診断の過程がそのまま治療にも結びついています。例を挙げると、聞診、問診（心理カウンセリングや心理療法に相当）があり、気・血・水の状態を診る切診（脈診、触診、腹診）が、そのまま推拿(すいな)という経絡（けいらく）や経穴（けいけつ）への刺激とか、気のバランスを整えること（気功、癒気）に結びついているのです。クリニックに通っていらっしゃる方は体験されていると思いますが、脈診、触診、腹診が終わったら、不思議と症状や悩みが軽くなっているでしょう？これが診断と治療が一体になった東洋医学の特徴。そのうえで、さらなる心身のバランスが取れた状態を実現するための方法に漢方薬があるのです。

内科や精神科という診療科では対応できない心身のバランスの乱れ、疾患ではない心身の不調、そういう状態に身体と心の両面から西洋医学と東洋医学の2つの視点でアプローチするのが南青山心友クリニックです。むしろクリニックというより、心と体の悩み相談所、自分自身という自然（ネイチャー）を回復する場所と言った方がぴったりかもしれませんね。

    </content>
</entry>
<entry>
    <title>月経前症候群（PMS）の話</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.shinyu-clinic.com/blog/2006/06/pms.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.shinyu-clinic.com/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=22" title="月経前症候群（PMS）の話" />
    <id>tag:www.shinyu-clinic.com,2006:/blog//2.22</id>
    
    <published>2006-06-20T05:42:35Z</published>
    <updated>2006-07-20T05:51:49Z</updated>
    
    <summary>最近、ポピュラーな言葉になってきたPMS。「月経開始の3〜10日前から始まる精神...</summary>
    <author>
        <name>生野信弘</name>
        
    </author>
            <category term="こころとからだに漢方♪" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.shinyu-clinic.com/blog/">
        最近、ポピュラーな言葉になってきたPMS。「月経開始の3〜10日前から始まる精神的、身体的症状で、月経開始とともに減退ないし消失するもの」と定義されています。

女性なら誰しも、月経前になるとイライラや無気力、気分の落ち込みという精神的な変化や、乳房や下腹部の張り、肌荒れ、むくみなどの身体の変化を多少なりとも経験されたことがあると思います。

        プロゲステロンの増加とエストロゲンの減少のアンバランスによっておきる、月経前のおよそ２週間のこういう精神的・身体的変化がつらい症状として感じられるときにPMSと呼ばれます。PMSはストレスと大きく関係していると言われ、女性の約60〜75％がPMSの症状が気になっているというアンケート結果もあるのです。

アンケートの結果によると、20代の女性では主に頭痛や肩こり、乳房や下腹部の張りという身体症状を感じる人が多いのに対して、30代ではイライラして攻撃的になる、気持ちが滅入る、すぐ腹が立ったり、自分がダメな人間のように感じられたりという感情の起伏が大きくなる、食欲の変化（食欲亢進や食思不振）などの精神的な症状が目立つようになるようです。30代後半からPMSの症状は少し落ち着いてきて、40代では頭痛、肩こり、乳房の張り、イライラなどの症状が主になり、プレ更年期とも呼ばれます。

先にPMSの症状はストレスと大きく関係していると書きましたが、精神的な症状がクローズアップされるのは、おそらく男性と同じように社会で働く女性が増えて、ストレスにさらされていることも原因なのかもしれません。

ではPMSのつらい症状をやわらげるにはどういう方法があるのでしょうか？
一般的には「食事・運動・ストレスの緩和」と言われます。緑黄色野菜や根菜類を中心とした食事、ウォーキングやヨガなど適度に身体を動かすこと、そして気持ちをリラックスさせて充分な睡眠と休養をとること。健康を保つために必要な3つの原則なのですが、逆にこれらが実践できている人は、PMSのつらい症状は感じないで済んでいるのではないでしょうか。でも多くの現代の女性は、仕事に追われて自分の時間がなく、とてもこのような余裕のある生活ができません。どうしたらいいのでしょう？

PMSの症状で婦人科や心療内科を受診すると、多くの場合、精神症状に対して抗うつ剤や安定剤、あるいは身体症状に対してピルを処方されることが多いようです。確かにこれらの治療法は症状を抑えるのには有効ですが、上記の「食事・運動・ストレスの緩和」とはかけ離れていますよね。

以前のブログでもちょっと書きましたが、当クリニックではPMSに対して漢方を飲んでいただいて効果を上げています。漢方診療の特徴については、いつか紹介しますが、これからのじめじめして鬱陶しい雨の季節、漢方でつらいPMSの症状を乗り切って、すっきりした晴れ間を体験してみましょう。

    </content>
</entry>
<entry>
    <title>自分の中からのメッセージ</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.shinyu-clinic.com/blog/2006/06/post_12.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.shinyu-clinic.com/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=21" title="自分の中からのメッセージ" />
    <id>tag:www.shinyu-clinic.com,2006:/blog//2.21</id>
    
    <published>2006-06-19T00:16:09Z</published>
    <updated>2006-06-19T00:20:25Z</updated>
    
    <summary>私たちの内には、いろんな自分が生きています。「もっとがんばらなくちゃ！」と言って...</summary>
    <author>
        <name>生野信弘</name>
        
    </author>
            <category term="夢見〜ドリーミング〜" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.shinyu-clinic.com/blog/">
        私たちの内には、いろんな自分が生きています。「もっとがんばらなくちゃ！」と言ってる頑張り屋の自分。「もう疲れたから、休みたいなぁ。」と言ってる弱音を吐く自分。「遊びに行きたいにの休みが取れなくて行けない！」と怒ってるイライラしている自分。

私たちの意識は、ふつうは自分の中のどれか一つの自分に同一化してしまっています。たとえば、頑張り屋の自分に同一化していると、「休みたい」という体や心からの重要なメッセージを受け取れずにバランスを崩し、ストレスや過労で倒れる・・といったことが起きてしまうのです。

        そうならないためには、自分の中のいろんな自分に、かたよることなくまんべんなく注意を払い、耳を傾ける態度が必要ですよね。大切なのは、自分の中の一部、特に言葉や考えになる以前の、「なんとなく・・」とか「あいまいな感じ」。これらがブログのタイトルにも書いている「こころの聲を聴く」「からだの声を聞く」ということ。

このようなメッセージは、心の状態や身体の症状だけでなく、夢やなぜか気になる物事や人間関係として出てくることがあるのです。一見、何の関係もないようなこれらの現象や出来事が、じつは一つのメッセージを教えてくれていることが多いのです。

夢や人間関係ではわかりにくいでしょうから、症状を例にとってみましょう。上に書いたように、私たちはふつう「症状で苦しんでいる自分」に同一化しています。でもその症状を作り出しているのも、実は自分の一部なのです。

心理面接の中で症状が語られるとき、自分でも気づかずに繰り返している動作に、大切なメッセージが含まれているのです。それは、もう一人の自分である「症状の作り手」。たとえば、「不安で動悸がする・・・」というとき、手のひらで胸をタッピングしていませんか？その感じを感じてもらうと、不安どころか「大丈夫、まかせておけ」という力強いメッセージが帰ってきたりするのです。不安だったのは自分の中のほんの一部の自分。でも症状として感じていたもう一人の自分は、不安な自分を気遣い、一生懸命がんばっていたのですね。

同じようなことが人間関係にも表れてきます。気の合わない上司や同僚とのいざこざ、夫婦や親子の間の関係、恋人同士での仕事と恋愛の選択などなど、人間関係ほど、私たちの人生の中での最大の悩みはないと言ってもいいくらいです。

実際に、うまくいかない人間関係においては、人間関係の中で「犠牲者」という役割（症状で苦しんでいる自分）を演じていることが多いのです。症状と同じように、相手から感じる「何か」が「生きられていない自分の中の一部（ユング心理学でいうシャドゥ）」を表現していることが多いのです。自分の中の「生きられていない自分」に気づき、その自分を生きられるようになることが、かけがえのない自分自身の信頼でもあり、他人への信頼でもあるのです。

自分の内なる聲にちょっと耳を傾けてみましょう。苦しんでいる自分に「ほんとうに、がんばりましたね。あなたはこれまで、そんなに苦しかったのに、ほんとうによく、がんばってきましたね。」と声をかけてあげて。

    </content>
</entry>

</feed> 

